前回まで、タイルの特性について紹介してきましたが、

今回はタイルの貼り付け方についてです。

 

タイルを貼り付ける時、部材同士に出来る隙間のことを『タイル目地』といいます。

この『目地』というものが、非常に重要な役割を果たしてくれています。

 

~目地の役割~

・歪みも目立ちにくくなり、より美しく見せる。

・タイルや下地のモルタルが寒暖によって膨張や収縮を起こし、剥落や破断してしまうのを防ぐ。

 

目地を入れずにタイルを並べていく方法もありますが、そうすると気候の変化などでタイルが膨張してぶつかり合い、破損などのリスクが高くなってしまいます。

 

~目地の並び方~

タイルの目地には沢山の種類がありますが、その中でも特に有名なものを3つご紹介します。

 

【通し目地】

縦と横の目地を一直線に通した張り方。

芋の根が規則正しく並んで伸びていく様子に似ていることから、『いも目地』とも呼ばれます。

シンプルでスッキリとした印象を与えます。タイルの種類を選ばないのも特徴です。

 

 

【破れ目地】

タイルを半分ずつずらして張る張り方。

馬の歩いた足跡が交互になっているのに似ていることから『馬目地』とも呼ばれます。

通し目地よりも強度があるのが特徴です。

外壁タイルでよく使われる貼り方のため、レンガ目地と呼ばれることもあります。

 

 

【四半目地】

貼る箇所の垂直や水平に対して、45度の斜めの目地になるように、対角線上に貼り付ける方法。

45度の角度を付けて貼っていくため一番端は三角形になります。

日本伝統の壁塗りの様式の一つ、『なまこ壁』のデザインも四半目地張りの形状と同じなため、洋風だけでなく、和の雰囲気にもなじみやすい貼り方になります。

 

 

様々な特徴、素材、デザイン、貼り方の種類があるタイル。

ご紹介してきた通り、使い方次第で、使い勝手も空間の印象も変えることのできる万能アイテムです。

是非、お部屋に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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