前回は『繊維系断熱材』についてご紹介しましたがが、

今回は『発泡プラスチック系断熱材』についてご紹介します。

 

発泡プラスチック系断熱材は、様々な種類のプラスチックを発泡させ、

気泡の中にガスを閉じ込めた断熱材で、大きく分けて4種類に分類されます。

 

1.ビーズ法ポリスチレンフォーム

ビーズと呼ばれるポリスチレン樹脂を発泡させたもので、

発泡プラスチック保温材の一種。

発泡粒子の中に発泡ガスが閉じ込められており、

その空気が断熱材としての役割を果たしています。

価格が比較的安価であることや、水・湿気を通しにくいことがメリットとして挙げられます。

一方で、熱に弱いというデメリットも。

万が一火事などになった際、外壁が無事だったとしても、

中の断熱材は熱で縮んでしまい、断熱機能が損なわれてしまう、

といったことが起こってしまうため、注意が必要です。

 

 

2.押出方ポリスチレンフォーム

ビーズ法ポリスチレンフォームに比べて秘ひとつひとつの粒が小さく、

断熱性もより高くなった断熱材。

住宅の基礎断熱や、土間床断熱として使用されることも多くあります。

 

3.ウレタンフォーム

ポリイソシアネートとポリオールという成分を、

発泡剤や触媒などと一緒に混ぜ、発泡させた断熱材。

熱伝導率の低いガスが気泡に含まれており、高い断熱効果を発揮します。

価格が少し高価ですが、透湿性や耐久性に優れた断熱材です。

 

ウレタンフォームは2種類に分類することが出来ます。

・硬質ウレタンフォーム・・・工場で発砲してボード状にしたもの

・現場発泡式ウレタンフォーム・・・現場でスプレーすると同時に発砲される

 

 

隙間なく施工しやすいといった点や、

寸法通りにカットしたりといった手間が必要ないことから、

現場発泡式の方がよく使用される傾向にあります。

 

一方で、燃えた際にシアン化水素という有毒ガスが発生してしまうため、

そういった点では注意が必要です。

 

4.フェノールフォーム

フェノール樹脂を発泡硬化した断熱材で、

熱に強く、燃えにくい樹脂である『熱硬化性樹脂』の一つです。

有毒ガスが発生したり、熱で縮んでしまったり、、、ということもありません。

プラスチック系の中でも特に高い断熱性を発揮しますが、

その分値段も高額である点がデメリットと言えます。

 

次回は【自然系断熱材】についてご紹介します(^^)

 

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