『ヒートショック』という言葉を聞いたことはありますか?
ヒートショックとは、気温の変化によって血圧が上下することで、
心臓や血管の疾患が起こってしまうことです。
冬、しっかり暖められているリビングなどからトイレ・浴室に行く際に、
寒さを感じたことはありませんか?
その『寒い!』と感じた瞬間、急激な気温の変化に対応しようとして
血管が縮まることで血圧が上がったり、
お風呂に入って身体が暖まると今度は血管が拡張して血圧が下がったりと、
体の中では血圧の変動が起こっています。
ヒートショックはその血圧の変動によって起こるのですが、
特に心筋梗塞や脳梗塞、不整脈などが心配される高齢者に多く、
命を落としてしまう事にも繋がりかねません。
そして、そのヒートショックは家の中での気温差が大きくなる冬に、
最も発症率が高くなります。
今回はヒートショックから身を守る家づくりについて、
対策方法をいくつかご紹介します。
断熱改修
ヒートショックを防ぐためには、家の中での温度差を減らすことが最重要。
住まいの断熱性能は、家の中の温度差を大きく左右します。
断熱材をしっかりと入れ、外気に影響されにくい高断熱な家にすることで、
部屋間の温度差も少なくなります。
窓も断熱仕様に
壁や床、天井に断熱材を入れるだけでなく、窓も断熱使用にすることがお勧めです。
あたたかい空気は、冷たい空気の方へ流れてしまう性質を持っています。
冬の暖房熱が窓などの開口部から外に逃げてしまう割合は58%と言われているそうです。
断熱ガラスや断熱サッシへの交換や、二重窓を取り付けることで、
室内のあたたかい空気が逃げず、また、外気の寒さも室内に伝わりにくくすることが出来ます。
PSヒーター
脱衣所やトイレなどに設置することで、空間をじんわりと暖めてくれます。
設置場所も少スペースでよいため、トイレや脱衣所にも設置しやすい暖房器具。
タオルをかけておくことも出来るので、
お風呂上りはホカホカのバスタオルが使えるのもうれしいポイントですね(^^)
ヒートショック対策だけでなく、冬場の凍結防止対策や、コールドドラフト対策にもなりますよ。
床暖房
床暖房を施工することで、室温をそれほどあたためなくても
空間を足元からじんわりと温めてくれます。
そのため、トイレや脱衣所など他の部屋との温度差も軽減され、
ヒートショック予防に繋がります。
まとめ
家の中の部屋ごとの寒暖差をなくすことは、ヒートショック予防はもちろん、
快適に寒い冬を過ごせることにも繋がります。
簡単な暖房器具の設置でしたら、あとから取り付けることも容易ですが、
断熱改修や床暖房の施工などは簡単に出来るものではないため、
リノベーションをする際や、新しく家を建てる際に
あらかじめ検討事項に入れておくといいかもしれませんね(^^)
家の中での温度のバリアフリー化で、ヒートショックから身を守り、
安心して冬を過ごしませんか?
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