6月に入り、ジメジメした梅雨の季節に突入しますね。
夏、涼しく爽やかなイメージのある軽井沢ですが、その湿度は意外にも高く、年間の平均湿度は80%以上、夏は90%以上になる日もあります。
東京の年間平均湿度が60%台なので、比較すると軽井沢は年間を通じて湿度の高い環境であることが分かります。
このような環境下では非常にカビが発生しやすく、特に別荘など、頻繁に利用する建物でない場合は「久々に別荘に行ったらカビが生えていた…!!😢」なんてことも少なくないようです。
カビが原因で肺炎に?!
カビは家の寿命にも大きくかかわってきますが、人間の体に対しても影響力の大きいハウスダストのひとつ。
実は治りにくい肺炎の原因としてあげられているのも、カビといわれています。
普通の肺炎は細菌が原因となって起こる感染症ですが、夏型過敏性肺炎は感染症ではなく、過敏性肺炎というアレルギーの一種で、主にカビが原因となります。
「トリコスポロン」というカビを体内に吸い込むことで肺が炎症を起こし、夏型過敏性肺炎(通称:夏カビ肺炎)を発症します。
「トリコスポロン」は白や黄色っぽいカビで台所、シンクの下、畳、カーペットの裏、枕、雨漏り箇所、壁紙に発生しやすい特徴があります。
また、浴室などで見かける黒いカビは「クラドスポリウム」というカビで喘息などの原因につながります。
他のハウスダスト同様、カビの粒子はとても小さいため、繁殖をはじめると家中にカビの粒子が浮遊してしまうことに…。
カビを発生させないことが重要ですが、発見したらすぐに掃除をすることが大切です。
発生したカビの除去方法
①カビを完全に除去(浸透・死滅)
軽いカビであれば、中性洗剤を使ってスポンジなどでふきとることができますが、頑固に根を張ってしまったカビは塩素系漂白剤を使用して除去しましょう。
ただし、塩素系漂白剤は刺激臭があったり、酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので取り扱いには注意しましょう。
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤に比べて効果は劣るものの、においもなく、危険性も低いため、ペットや小さなお子様のいるご家庭向きです。
②除菌をする
カビ除去後は、消毒用エタノールなどで除菌することでカビの再発生を抑えることができます。
③しっかり乾燥
最後に水分が残らないよう、しっかり乾燥させます。
カビの予防策
・こまめな換気
湿気を多く含んだ空気が長時間滞留するとカビ発生の原因となります。
例えば、家具は壁から少し離して設置してみましょう。
掃除機のノズルが入るほどの隙間を空けておくだけで通気性がよくなり、楽に掃除もできますね。
・ホコリや汚れを貯めすぎない
ほこりや汚れはカビの栄養源となります。こまめに掃除することでカビの栄養源を断ち、カビの発生を抑えます。
・水分はこまめにふき取る
水回りの使用後は、水分をふき取るようにしましょう。
冬に結露が発生した場合もこまめにふき取るようにましょう。
まとめ
平均湿度の高い軽井沢では梅雨時期の他に、年間を通じて湿気対策が必要となります。
カビは発生する前にしっかりと予防しておくと、掃除の回数や負担が減らすことができます。
軽井沢の夏を快適に過ごすためにも、日頃の湿気対策がとても大切です。
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