こだわって建てたマイホームを、いつまでも快適な状態で保つために、定期的なメンテナンスは欠かせません。

今回は、住まいの寿命を延ばし、快適な暮らしを送るためのメンテナンスについて、設計段階から住み始めてからの具体的な方法までご紹介します。

設計段階でできること

1.長く使える素材を選ぶ

・外壁

汚れがつきにくく、耐久性のあるサイディング材や、防腐処理された木材を選ぶことで、塗装などのメンテナンス回数を減らすことができます。

特に、湿度の高い地域では、カビや藻が生えにくい素材を選ぶことがおすすめです。

・水回り

水が溜まりにくく、換気しやすい設計にすることで、カビや結露の発生を抑えられます。特に浴室や洗面所は、こまめな換気が重要です。

2.将来のメンテナンスに備える

・床下や天井裏の点検口

床下や天井裏の状態を定期的に確認できるよう、点検口を設けておきましょう。

・構造材の保護

木材を使用する場合は、シロアリ対策や防腐処理をしっかりと行い、構造材の寿命を延ばしましょう。

住み始めてからのメンテナンス

1.定期的な点検

・外壁

ひび割れ、塗装の剥がれ、コケの発生など、外壁の状態を定期的に確認しましょう。

・屋根

屋根瓦のズレや破損、コケの発生など、屋根の状態も定期的に確認しましょう。

・水回り

水漏れ、カビの発生、排水口の詰まりなど、水回りのトラブルに注意しましょう。

・内装

壁の汚れや剥がれ、床の傷みなど、内装の状態も定期的に確認しましょう。

2.清掃とメンテナンス

・こまめな掃除

日常的に掃除をすることで、汚れの蓄積を防ぎ、建物の寿命を延ばすことができます。

・季節ごとのメンテナンス

春には外壁や屋根の清掃、夏にはエアコンのフィルター掃除、秋には雨樋の清掃、冬には暖房器具の点検など、季節ごとに必要なメンテナンスを行いましょう。

3.異常を感じたら早めの対応

・小さな異変も見逃さない

壁にひび割れが入ったり、水が漏れたりといった小さな異変も、そのままにしておくと大きなトラブルに繋がる可能性があります。

・専門業者に相談

自力で修理できない場合は、専門業者に相談しましょう。

メンテナンスの費用について

家のメンテナンス費用は、建物の規模や素材、立地条件などによって異なりますが、一般的に建物の価格の1%程度が目安と言われています。

まとめ

家を長く快適に保つためには、設計段階からメンテナンスのことを考慮し、住み始めてからも定期的な点検と清掃を行うことが大切です。

小さなトラブルを放置せず、早めの対応を心がけることで、大きな出費を防ぐことができます。

【ポイント】

  • 素材選び: 耐久性のある素材を選ぶ
  • 設計: 水回りの設計、点検口の設置
  • 点検: 定期的な点検、異常時の早めの対応
  • 清掃: こまめな掃除
  • 専門家への相談: 自力で対応できない場合は専門家に相談

この情報を参考に、ご自身の住まいに合ったメンテナンス計画を立ててみてください。

【補足】

  • 長期修繕計画: 建物の寿命を延ばすために、長期的な視点で修繕計画を立てることをおすすめします。
  • 住宅保証制度: 新築住宅には、住宅保証制度が付帯している場合があります。保証期間中にトラブルが発生した場合には、保証内容を確認し、適切な対応を受けましょう。

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