家の周りが小川で囲まれており、リノベーション前は床下の湿気が多く、家の下からも水が湧いてきてしまっていた別荘。
そのため、敷地内の水の侵入を防ぐための治水工事と、床下の基礎は内側から防水工事を行うことから始まりました。

大きく立派な洋風別荘でしたが、前に住んでいた方が独自のDIYを重ね、間取りや動線が使いづらくなってしまっていました。細かく仕切られた部屋が多かった為、部屋数を減らし、1部屋を大きくして、使い勝手を重視しました。

洋風好きで、木製サッシに憧れのあったお施主様。アメリカのMARVIN Windows（マーヴィンウインドーズ）の木製サッシをオーダーで取り寄せ、サッシを全て木製に変更しました。受注してからサッシが届くまで3ヶ月かかりましたが、洋風建築にはやはり木製サッシが一番似合います。お施主様にも長い納期を我慢していただいた甲斐がありました。

1階のリビングは、アクセントにテキサスロックンウォールを使用。床は石目調のフローリングで高級感のある風合いに仕上がりました。
全館暖房のイタリア製ペレットストーブ『PIAZZETTA（ピアツェッタ）』を導入しており、家の中の配管を通って20メートル先まで熱風を届けることが出来るので、これ一つで家中を暖めることができます。
キッチンや洗面、浴槽、トイレはPanasonicを採用しました。

2階は元々温室だった部分を部屋に変え、荷物置き場になっていた場所を和室に変更し、有効にスペースを使うことが出来るようになりました。

玄関の吹き抜けは元々あったわけではなく、2階の床を抜いて造っています。
吹き抜けを作ったことで、狭くて暗かった玄関が、明るく開放的な玄関に生まれ変わりました。

駅から歩いていける場所で、機能性も利便性も兼ねそろえた、温かみのある洋風別荘にリノベーションされました。

間取り　　６LDK
施工期間　4か月