べストプランニング設計の佐々木です。
今年もよろしくお願いします。
昨年、現場に立つたびに感じたのは、軽井沢の家づくりで本当に難しいのは、デザインよりも「設備の選び方」だということです。

寒冷地であること。
凍結のリスク。
標高や水質。
軽井沢には、この土地特有の条件がいくつもあります。
別荘建築ではデザイン性が重視されがちですが、見た目が良いだけでは、快適な暮らしを長く続けることはできません。
住まいの快適さを左右するのは、設備の信頼性や性能、そしてランニングコストです。
カタログ上では問題がなくても、実際の暮らしの中で差が出るのが、設備だと感じています。
最近は最新設備の情報が簡単に手に入ります。
一流メーカーの説明も、とても魅力的です。
ただ、「メーカーが売りたい設備」と「この土地で本当に快適な設備」は、必ずしも一致しません。
私が判断の軸にしているのは、軽井沢で実際に施工している職人さんや販売店の経験、そして、長年この土地を見てきた同業他社の設計士の声です。
現場での失敗も成功も、すべてが設計の判断材料になります。

写真は、意見交換をさせていただいている床暖房部材仕入れ先の平林さんとの一コマです。
最新の設備事情だけでなく、実際の現場で起きていること、これから注意すべき点について、率直な話を聞かせていただきました。
日々、こうした情報交換を重ねながら、メーカー・職人・販売店など、多くの専門家の意見を整理し、最後は設計士として判断する。
それが、私の考える設計の仕事です。
日本では「一流メーカーだから安心」という考え方が根強いですが、家づくりにおいては、それが必ずしも正解とは限りません。
軽井沢に合った、快適で心地よい家を。
そのための判断を、今年も淡々と、積み重ねていきます。
