限りあるエネルギー資源を節約しながら大切に使う「省エネ」。
環境への負担を軽減できるだけでなく、家計の節約にも役立ちます。
今回は普段の暮らしの中でも実践できる省エネについて考えてみましょう。
電力を節約する省エネ
家電製品を見直す
電力を節約する方法の一つに、家電製品の見直しがあります。
家庭内での電気消費量は、冷蔵庫・照明・テレビ・エアコンの順に多く、この4つが家全体の電気使用量の40%以上を占めます。
エアコンの設定温度を調節し、電気使用量を節約する方法は以前から推奨されていますが、そもそも使用しているエアコンが古い場合には、最新型に交換することも省エネの一つです。
エアコンメーカーでは10年を交換時期の目安と推奨しているため、古いエアコンを使用されている場合には検討してみてもよいかもしれませんね。
また、一日中稼働し続ける冷蔵庫の電気使用量は家全体の電気使用量の15%近くにもなるため、買い替えることで節約できる電気量はエアコンよりも多くなるでしょう。
ただし、冷蔵庫やエアコンが問題なく使える場合には、無理に買い替えることは果たしてエコなのか?という部分も考えられるため、買い替えの判断は慎重に行いたいところ。
LED照明器具へ交換
夏場は部屋の温度を上げないようにする工夫をすることが大切。
照明器具をLED器具に交換して、発熱量を抑える方法もあります。
LED照明に交換することで電気使用量も減り、省エネ効果は高くなります。
LED照明も発熱することは理解しておきましょう。
LED照明は電球や蛍光灯のように熱を光に変換するのではなく、電気を光に変換する仕組み。
そのため、照明器具からの発熱量は少ないのですが、器具の電源部はかなりの高温になっており、その熱を空中に放熱する仕組みとなっています。
照明器具からの熱を感じづらくなっているだけなので、空中に放熱した熱を逃がすためにはやはり換気が大切になります。
インナーサッシ・窓の断熱性能の見直し
窓は家の中で一番、外気温の影響を受ける場所で熱の出入り口と言えます。
インナーサッシ以外にも窓自体を断熱性能が高い窓に変える、予算的に難しい場合は厚手のカーテンに交換するか、レースのカーテンを付け足すことで窓の断熱性能を高める方法も。
効果的な場所としては、家族が長い時間を過ごす居間の窓がおすすめ。
また、寝室などで北側に窓がある場合は窓の断熱性能の対策をすることで冬場の冷えが格段に軽減されるでしょう。
庇やオーニングを設置
窓の断熱性能対策は室内側で施す省エネですが、窓の外側に庇やオーニングを設置して日差しを遮る方法も。
外部で直射日光を遮ることができれば、室内の気温の上昇を抑えることができるため、エアコンの使用頻度や設定温度を低くすることができます。
また窓を開け、風を呼び込むことで快適な室温に近づけることも。
とくにオーニングは南側の大きな窓に設けると効果が高く、夏だけでなく冬にはたたたむことで陽射しをたくさん取り込むこともできるため効果的と言えます。
蛇口やシャワーヘッドの交換
台所の水栓金物や浴室のシャワーヘッドを節水型のものに交換するのも省エネにつながります。
他にはトイレの便器を節水タイプに交換して使用水量を減らす方法などもあるため、電気だけでなく、水道使用量に対しても省エネに目を向けてみてもよいですね。
冷暖房効率を上げるための方法
冷暖房の効率を上げるために次のこと確認してみてはいかがでしょうか。
- ドアや窓の開閉を少なくする(ただし、適度な換気は忘れずに)
- カーテンやすだれなどを上手に使う(夏場やすだれやカーテン、冬場は厚手のカーテンなど)
- 扇風機やサーキュレーターを併用し、室内の空気を循環させる
- 空気の吸い込み口であるエアコンの室外機の前に障害物を置かない
- 窓の性能を上げる
- エアコンの使用時間を1日1時間短くする
- シャワーの使用時間を1分間短くする
ライフスタイルを見直してみる
この機会にライフスタイルを見直してみるのもよいかもしれません。
たとえば家族そろってリビングで過ごすことで、人のいない部屋の照明・エアコンを消すなどすれば、節電・省エネにつながります。
夏場は帰宅後、室内が外よりも暑くなっている場合もあります。
その様な場合には一度部屋の換気を行ってからエアコンの電源を入れるようにすると、エアコンに無駄な負荷がかからずに節電になります。
まとめ
省エネのために個人でできることはたくさんあります。
ちょっとした省エネ行動を意識するだけでも地球にやさしい暮らしや光熱費削減に繋がります。
ぜひできることから、日々の生活に取り入れてみましょう。
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