日本の家は都市部でも田舎でも小さく、隣家との距離が近いのが一般的。

それでも、日本の住宅の伝統的なデザインには、家の大きさや立地を問わずプライバシーを守り、自然光を取り入れ、雨風から家を守り、外の空気を感じさせるといった共通する工夫があります。

今回は、改めて伝統的な日本家屋の要素をまとめました。

門を構えた入口

日本では一般的に住宅地の道路に歩道はありません。

そのため、道路など公共スペースと私有地との境目として、門やフェンスが設けられています。

軽井沢では私有地との境目が木によって隔てられていることも多いですね。

塀で囲む

隣地との境界をつくりプライバシーを守るのが、敷地の境界に巡らせた塀や壁、フェンスなど。

瓦屋根と深い軒先

雨の多い日本では、屋根も大量の雨水がはける作りになっています。

深い軒があれば、雨が吹き込む心配がありませんね。

日当たりと景色を重視

日本の住宅は伝統的に南北方向を意識し、主な部屋を南向きにして、一日を通じて日光が入るように設計されていることが多いです。

窓からの眺めも欠かせない要素自然を感じられるのが理想的。

また、日照権は保証されるべき権利だと考えられています。

段差をつけた入口

玄関は家の外と中をつなぐ中間領域。

ここで靴を脱ぎ、スリッパなどの室内履きに履き替えます。

玄関には靴をしまう靴箱のほか、装飾品を飾ることも。

最近では玄関収納を広く取る場合が多いですね。

家の外にある廊下「縁側」

縁側は部屋と部屋をつなぐほか、家の内と外との境界になる空間でもあります。

気候の良い季節にはベランダ代わりにして座ったり、一年を通じて風と自然光を取り込むことのできる場所です。

引き戸

窓の外に建てる雨戸や、家の内部の空間を仕切り、プライバシーを守りながら光を取り込む障子など日本家屋には引き戸が使わていることが多いです。

木を大事にする

日本の家に使われている木材は、色は付けていても塗料を塗りこめて大切な木の目を隠してしまうことはしません。

1本の木を丸ごと屋根の梁にしたり、加工していないヒノキのような高級素材は丸ごと床の間に使用する場合も。

い草を追って救る量は、夏は涼しく冬は暖かい床材。

費用は掛かりますが、靴で上がることもないため、長い年月にわたって使用できます。

部屋は多目的に使う

寝具として昔から使われている布団は、日中はたたんで押し入れにしまっておくため、1つの部屋が居間としても寝室としてもダイニングとしても使われます。

使い方を柔軟に変えられる空間と移動できる家具のおかげで、客間や個室としてなど家族が快適に暮らすことができます。

日本式のお風呂

かつて、比較的裕福な家庭しか自宅に風呂を持てなかったころ、日本人の多くは近くの銭湯へ通っていました。

家に風呂を持つためにはそれだけ広いスペースが必要なほか、湯を38度から42度くらいに保つ燃料費もかさんだためです。

銭湯は今も残っていますが、現代では大半の家庭に風呂場があります。

別荘ではサウナを入れたいというご要望も多くなりました。

日本では毎日のお風呂は今も欠かせない習慣ですね。

内と外をできるだけつなげる

外の自然とのつながりは、日本家屋のデザインがもっとも重視する要素ではないでしょうか。

簡単に開けられる引き戸や引き窓は、それを叶える構造の一つといえるでしょう。

まとめ

洋風な家でも一部屋は畳のある和室を設けたり、浴槽や玄関の入り口などは昔からの住宅の特徴を見ることができるのではないでしょうか。


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