住むとしたら平屋か二階建てか？
何の制限もないとしたら、平屋に住んでみたいと思う方は一定数いらっしゃると思います。
長い間、日本建築の主流であった平屋住宅。
先々を考えたバリアフリーやシンプルな動線など、住んでみたい理由などは実に多種多様かと。
平屋住宅には様々なメリットがある反面、二階建てに比べて機能性に劣る部分もあります。
平屋造りのメリットデメリットをまとめましたので、平屋住宅を検討されている場合はご参考ください。
平屋のメリット
１．階段がないため、生活しやすい
階段の上り下りがないため、赤ちゃんや高齢者、将来を見越した別荘を建て場合におすすめ。
階段スペースを設ける必要がないという点もメリットになります。
２．動線がコンパクトにまとまる
平屋はワンフロアにすべての間取りを収めるため、家事動線や生活動線がコンパクトに。
間取り次第で、買い出しした食料品を駐車場や玄関からそのままキッチンへ運び入れる買い出し動線や、お風呂場からランドリールームまで流れるような洗濯動線を実現することも。
３．家族間のコミュニケーションがとりやすい
平屋は部屋と部屋の距離が近いため、家族間のコミュニケーションがとりやすくなります。
４．バリアフリーで永く住める
階段がないため、バリアフリーに対応しやすいですね。
最初から段差のないフラットな空間にしておくことで将来も安心。
５．地震や台風に強い構造で建てられる
木造・鉄骨造にかかわらず平屋の場合は二階建てと比べて耐震性が高いといえる。
それは平屋は一階建てで支える重量が軽く、安定しやすい構造となるためだからです。
６．間取りや外観の自由度が高い
平屋の形はロの字型やコの字型、Ｌ字型などのタイプにすることも。
屋根の形も選択肢が多い他、天井を高くとったり、ロフトを設けたりと間取りの自由度も高いです。
７．ワンフロアのため冷暖房効率が良い
平屋の別荘は上下階への空気の移動がないので冷暖房効率が良い点もメリット。
空気は暖まると上へ流れ冷えると下に流れますが、一階空間のみの平屋なら階層による温度差を心配する必要もありません。
そのため、冷暖房設備も無駄なく設置でき、光熱費の節約にもつながります。
８．外壁や屋根のメンテナンス費用を抑えられる
永く住み続けると外壁や屋根の塗装メンテナンスが必要となります。
二階建ての場合は、外壁屋根の修繕となるとどうしても足場が必要になってしまいます。
平屋は足場の高さが半分で済んだり、ケースによっては不要となりますのでその分のメンテナンス費用を抑えることができるでしょう。
デメリット
１．広い土地が必要
二階建てでは一階と二階に分けられますが、平屋は一階部分にすべての間取りを入れる必要があります。
２．二階建てと比べて費用が割高になる
平屋は延べ床面積のわりに基礎部分の面積が大きく、基礎工事の部分の費用が高くなりやすいです。
３．同じ坪数の二階建てと比べて、税金が高くなる
平屋は同じ坪数の二階建てと比べて固定資産税が高くなります。
その理由として、二階建てに比べて土地の面積が広くなること、平屋の方が屋根や壁などに多くの資材を使用するため、資産価値が高いとみなされることなどがあげられます。
４．日当たりの確保に工夫が必要
平屋はワンフロアにすべての間取りを収めるため、真ん中の部屋は最高が取りにくくなります。
天窓を取り付けると日光が届きずらい室内にも光を届かせることができますね。
５．防犯面の不安
平屋は一階建てのため防犯面に不安が。
空き巣などの被害にあわないためには、防犯設備充実させておきたいですね。
防犯カメラや人感センサー付きライト、踏むと音の出る砂利などを敷くなどの対策などを練ってみてはいかがでしょうか。
６．プライベートが確保しにくい
平屋はワンフロアのため、音や声が漏れやすくプライベートを確保しにくといえます。
子供がおり思春期の時期には、子供部屋などプライベートな空間が必要になることも頭に入れておくとよいでしょう。
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