冬になると気になることのひとつに乾燥があります。
2023年1月20日は大寒。
一年の中でも最も寒い時期という意味になります。
このあたりの時期は軽井沢の最高気温も-(マイナス)になることも。
家の中で快適に過ごすためにも乾燥対策も意識しておきたいですね。
部屋の乾燥によるトラブル
家の中の空気が乾燥していることで引き起こされるトラブルは様々。
・粘膜の防御機能低下による細菌・ウイルスの侵入
部屋の空気が乾燥すると、鼻や喉の粘膜が乾燥して防御機能が低下、体内に空気中の細菌やウイルスが侵入しやすくなってしまう。
また、湿度が低いとウイルスが浮遊しやすくなるため、風邪やインフルエンザなどの感染症が冬に流行しやすいのもそのためです。
・肌トラブル
空気が乾燥すると体内の水分が肌から蒸発されやすくなるため、肌のかさつきを感じる人もいるのではないでしょうか。
この季節は吹き出物やかゆみなど、乾燥による肌トラブルが起こりやすい。
・脱水症状
夏のイメージが多い脱水症状ですが、実は冬の乾燥も脱水症状を引き起こします。
空気が乾燥していると、体内の水分が肌から蒸発されやすくなる。
また冬は夏程積極的に水分を取らない人が多いため、隠れ脱水症状には気をつけたいところ。
・火災
空気が乾燥している季節は、建物や家具などに使われている木材の水分も少なくなる。
そのため火災トラブルが起きた際に被害が拡大しやすくなるので、火の取り扱いには十分な注意が必要ですね。
・静電気
静電気が発生しやすい環境は、気温25度以下、湿度20%以下といわれています。
気温・湿度のどちらも低い冬は静電気が発生しやすい環境。
乾燥対策のポイント
部屋の乾燥対策をする場合、過度に加湿をしてしまうと結露やカビ、ダニが発生しやすくなってしまいます。
室内の理想の湿度は50~60%
厚生労働省の定める「建築物環境衛生管理基準」では、エアコンを設置している部屋の場合、適正な温度は17℃以上28℃以下、湿度は40%以上70%以下とされている。
湿度が40%を下回ると目や肌、喉の乾燥を感じるようになり、ウイルスも活動しやすくなります。
反対に湿度が60%を超えるとダニが発生しやすくなり、75%を超えるとカビが発生しやすくなるといわれているため、加湿しすぎないようにしたいですね。
気密性の高い構造は、湿度が高すぎると結露やカビが発生しやすくなるため、加湿のし過ぎにはご用心。
加湿と換気をセットで行うと良いですね。
結露が発生した場合は放置せず、なるべく早めにふき取ることを心がけましょう。
乾燥対策
今回は、加湿器以外の乾燥対策を紹介します。
ご自身に合った方法をいくつか組み合わせて対策してみてはいかがでしょうか。
・浴室の扉を開けておく
入浴した後は、お湯の残った浴槽に蓋をせず、浴室の扉も開けておく。
浴室内に留まった蒸気が部屋の中へ広がり、湿度を上げることができます。
・部屋でお湯を沸かす
やかんや鍋でお湯を沸かしたときに発生する蒸気が広がることで、部屋を加湿。
空焚きには注意しましょう。
・濡れタオルや洗濯物を干す
室内に濡れタオルや洗濯物を干すだけでも、布地に含まれる水分が少しずつ蒸発するため、部屋の湿度を上げることができます。
・水を入れたグラスを置く
水を入れたグラスを置くだけでも、加湿工が得られます。
きれいなグラスや花瓶を使用するとインテリアとしても楽しめますね。
・霧吹きで水をまく
霧吹きを使って、カーテンやラグなどの布製品や空気中に水を吹きかけることで乾燥を防ぐことが出来ます。
1日数回行うのがポイント。
精製水にアロマオイルなどを垂らして使うと、アロマミストとして香りを楽しむこともできますよ。
・窓や床を水拭きする
水拭きすると窓や床に付着した水分が蒸発するため乾燥対策の他、普段の掃除では除去しきれないゴミや埃もしっかりと拭き取れるため一石二鳥。
暖房器具と加湿器の相性
石油・ガス系の暖房器具は、燃焼するときに水蒸気が発生するため加湿効果もあります。
加湿器を使用するときは加湿のし過ぎに注意しましょう。
それ以外の暖房器具には加湿器を使用すると乾燥対策にもなりますね。
【関連記事】
別荘や移住など軽井沢での土地探しから、新築・リノベーション・リフォームのことなら、ワンストップでサポートできるベストプランニングにお任せください!
リノベーション・リフォームにご興味のある方・ご相談のある方は【お問い合わせフォーム】又は、フリーダイヤル0120-036-405までお電話ください。
【施工例一覧】