段差を活用してさまざまな高さのフロアを設けるスキップフロアは、空間を有効活用できる間取り。
スキップフロアは、縦の広がりを考慮して間取りを設計し、部屋同士を仕切る壁を極力使わないという特徴があります。
空間が緩やかにつながっているので開放感があり、家族間のコミュニケーションも活発になる効果が期待できます。
通常の家には必ずある廊下もいらなくなり、その分のスペースを収納などに有効活用できるでしょう。
家を建てる場所が斜面になっている場合、スキップフロアの技術を活用して斜面の勾配をフロア間の段差に利用することもできます。
では、スキップフロア特徴をもう少し詳しくご説明します。
スキップフロアの特徴
- 収納面積が増やせる
- 傾斜地の場合、土地の特性を生かしたプランニングができる
- 間仕切り壁がなくても、視線のレベル差で空間を分けられる
- デザインが個性的・スタイリッシュになる
- 音やにおいが漏れやすい
- 上り下りが負担になる場合がある
基準の床レベルから数段上下することで、その床下や階段下に収納が設けられます。
ただし、クローゼットのように日常的に物の出し入れするには少々不便。
季節ものなどを保管する場所として活用すると良いでしょう。
建設予定地が傾斜地の場合もスキップフロアが有効です。
通常、その土地が傾斜していると、スキップフロアを導入しない場合には大規模な造成が必要に。
しかしある程度その傾斜に合わせてフロアレベルを設定すれば、造成費用が削減でき工期も短縮できます。
大きなメリットが空間を緩やかに区切れるという点。
間仕切り壁やパーテーションがなくても、スキップフロアによるレベル差によって、互いの視線の高さがずれ、自然とゾーニングできます。
個室で区切る場合と比べると音や気配が伝わりやすく、リビングに面していると料理の匂いが広がってしまったりテレビ音なども漏れやすい。
リビングやキッチンから様子がうかがえる場所に設ければ、お子さんの遊び場や勉強スペースとして活用するのもいいですね。
スキップフロアの階段の上り下りが大変と思われるかもしれませんが、短時間の昇降運動は健康づくりに効果的という研究結果も出ています。
ステップダウンフロア
スキップロアの一種として人気が高まっているステップダウンフロア。
床に一部を掘りごたつのように一段下げることで、一つの空間に複数の機能を持たせられます。
また、ベンチ上にすれば、腰かけてくつろぐスペースとしても活用できますね。
まとめ
スキップフロアはデザイン性で取り入れたいと思う人も少なくありません。
安易にとりれるのではなく、メリットデメリットを理解する。
取り入れる場所や空間の用途によってはメリットの大きい空間となります。
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