大型連休も終わり、軽井沢はいつもの落ち着きを取り戻しています。

5月に入り、茶色一辺倒だった景色も日に日に華やいできました。

ようやく「春が来た!」という感じ。毎年のことながら心が踊ります。

冬の寒さが厳しい分、春の訪れの喜びも一入なんですよね。

春夏秋冬それぞれの四季が濃いことも、軽井沢暮らしの面白さの一つだと感じます。

同じ町で過ごしていても、季節によってまるで別世界に感じられるので飽きません。

そしてそれはすべて、人の手ではなく自然が作り出す美。

軽井沢で生活すればするほど、この場所が昔から多くの人を魅了してきた理由がわかる気がします。

 

 

軽井沢が多くの人を惹きつけていることは、ドラマや小説の舞台として度々登場することからも伺えます。

記憶に新しいところでは、複数の男女がシェアハウスをして暮らすリアリティ番組「テラスハウス」の舞台に軽井沢が選ばれ話題になりましたね。

2年前にはTBSドラマ「カルテット」の舞台にもなり、ロケ地巡りをするファンが数多く軽井沢を訪れたそうです。

特にメインキャストの4人が記念撮影をした「軽井沢タリアセン」の塩沢湖畔や、ストーリー内では“ノクターン”というライブレストランとして登場した「煙事軽井沢 燻製工房」は一躍有名になりました。

このようにたびたび物語の舞台に選ばれている軽井沢ですが、実は近年に限った話ではないのです。

 

日本を代表するクラシックホテルとして知られる「軽井沢万平ホテル」は、数々の有名小説の舞台として登場しています。

例えば昭和30年代、当時一大ムーブメントを巻き起こしたと言われる三島由紀夫の「美徳のよろめき」。

この小説は、文章の巧さと独特かつ的確な言葉選びに感銘を受け個人的に大好きな小説なのですが、ストーリー内において、旅先での耽美的なシーンが万平ホテルを舞台に描かれたと言われています。

また、小池真理子さんの直木賞受賞作品「恋」に登場することも有名ですね。

こちらではホテル内メインダイニングの様子が描かれているのですが、実際を知ってから読むと、殊更にその表現力に感動します。

さらには、スタジオジブリのアニメ映画「風立ちぬ」に登場する“草軽ホテル”も、万平ホテルがモデルになっているとか。

同名小説の作者である堀辰雄が主人公・堀越二郎のモデルとも言われていますね。

堀辰雄は「風立ちぬ」のほか「美しい村」「菜穂子」など軽井沢を舞台とした作品を数多く残しており、現在は堀辰雄文学記念館となっている信濃追分の旧住居で暮らしていたそうです。

こうして見ると「軽井沢万平ホテル」は、官能的であったり耽美的であったり、ロマンチックな使われ方をすることが多いですね。

 

一方で軽井沢の別荘地は、推理小説の舞台として多数登場しています。

松本清張の「熱い絹」、また横溝正史作・金田一耕助シリーズの一つ「仮面舞踏会」も軽井沢の別荘で事件が起こります。

人目に付きにくい山中の別荘地という場所が事件現場に使いやすいということもあると思いますが、どこかハイソサエティでミステリアスな空気感を纏うのが軽井沢らしさかもしれません。

 

また忘れてはならないのが、内田康夫作・名探偵・浅見光彦シリーズ。

なんと軽井沢には作家・内田康夫&早坂真紀夫妻がオーナーのティーサロン「軽井沢の芽衣」があるのです。

敷地内に浅見光彦の家や記念館もあって、ファンにはたまらない観光スポットになっています。

ちなみにこちらのティーサロン、紅茶が美味しい&種類が豊富で、個人的にもお気に入りのカフェです。スコーンがとっても美味しいんですよ^^

 

さぁ、軽井沢はこれから新緑の季節が訪れ、最高のシーズンを迎えます。

初めて軽井沢を訪れる方も、毎年恒例の方も。舞台となった小説に目を通してみると、また違った楽しみや新たな発見があるかもしれません。

 

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【5月の軽井沢情報】

今なぜ軽井沢移住なのか。定住者が増え続けている理由とは

他とはここが違う。軽井沢が日本随一の別荘地であり続ける理由

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